本の紹介
目 次 「どうでもいい仕事」が増えている 昔はコンプライアンス部なんてなかった 「社会に必要な仕事」の待遇 現象に名前をあたえて問題提起した ブルシット・ジョブは、先進国におけるレント(利権)の肥大化 仕事の本質は「苦行」ではなく「ケア」 良書だ…
社会学者・山田昌弘の『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』(光文社新書、以下本書という)を読んだ。サブタイトルの「結婚・出産が回避される本当の原因」について論じた本。少子化だけでなく、さまざまな問題にかかわる日本社会の特質について考えさ…
「低コスト」の「手堅い本」をご紹介 ときどき、「世界史の本で何かおすすめはありませんか?」と聞かれます。私そういちとしては、自分が書いた世界史の通史の本があるので、まずはそれをおすすめしたいのが本音です。でも、ご質問は「あなたの本以外で何か…
2016年に日本語版が発売されたユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(上・下)』(河出書房新社)はベストセラーとなった。この本の「文明によって人類は幸福になったのか?」という問いかけを新鮮に感じた人は少なくない。そして、その「根本的」な文明…