そういち総研

世界史をベースに社会の知識をお届け。

世界史概論

都市への集中・都市化は、はたして「異常」なのか? 都市の歴史から考える

目 次 「アンチ都市」の主張 文明の副作用をどうするか メソポタミア文明の都市化率 100万人都市ローマという到達点 1800年代ロンドンの環境改善 文明国で都市が衰退した事例 都市が衰退するのは、きびしい・不幸な時代 「アンチ都市」の主張 日本経済新聞(…

おすすめできる、大人のための世界史の通史の本

「低コスト」の「手堅い本」をご紹介 ときどき、「世界史の本で何かおすすめはありませんか?」と聞かれます。私そういちとしては、自分が書いた世界史の通史の本があるので、まずはそれをおすすめしたいのが本音です。でも、ご質問は「あなたの本以外で何か…

古代・中世・近代という世界史の時代区分(三区分法)についての基礎知識

時代区分とは、歴史的な時間の流れをいくつかに区分することだ。多くの場合、その区分ごとに名前がつけられる。最もおなじみなのは、日本史の「奈良」「平安」「鎌倉」「室町」…といった「〇〇時代」の区分だろう。世界史の時代区分では、「古代―中世―近代」…

15分で読む・初心者のための世界史まとめ 5000年の大きな流れを短時間で見わたす

世界史5000年余りの大きな流れを、15~20分で読める分量でまとめてみた。各時代の世界で最も繁栄した「中心」といえる地域に焦点を合わせ、その移り変わりを追いかけるという方法で述べている。「あれもこれも」と盛り込もうとせず、多くのさまざまな国や地…

大人のための世界史の勉強法 詰め込み過ぎずに大きな流れをつかむことに徹する

なぜ世界史の勉強はむずかしいか 学校の授業でも、教養目的でも、世界史は勉強がむずかしいといわれます。なぜでしょうか。それは、対象範囲がきわめて広いからです。なにしろ対象が「世界」です。出てくる国や民族、事件や年号が膨大です。そして学校の教科…

繁栄の中心で起こる「大企業病」が、中国やイスラムの衰退をもたらした原因

世界史において、「世界の繁栄の中心」「覇権国」といえるような各時代を代表する強国・大国は時代とともに移り変わってきた。どれほど繁栄した国であっても、その勢いが永久に続くことはない。たとえば数百年前には、中国の王朝やイスラムの帝国は世界のな…

「言語系統による人類の分類」という考え方 「民族の系統」とはどういうことか

世界にいるさまざまな人びとをグループ分けするとき、最も一般的なのは「民族」という単位で分類・整理することだろう。「民族とは何か」については、さまざまな議論があるが、一応は「言語をはじめとする文化を共有する集団」だといえる。文化のさまざまな…

ヨーロッパとは何か・その定義

世界史を理解するための基礎知識に、「ヨーロッパ」という概念がある。ヨーロッパとは何かを理解するには、カトリックや東方正教などのキリスト教についての知識が必要である。そして、それらの宗派の成立の背景には、ローマ帝国の歴史もかかわっている。ま…

ルソー的文明批判の現代版 『サピエンス全史』の「農業は詐欺」

2016年に日本語版が発売されたユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(上・下)』(河出書房新社)はベストセラーとなった。この本の「文明によって人類は幸福になったのか?」という問いかけを新鮮に感じた人は少なくない。そして、その「根本的」な文明…

世界史を学ぶのに必要な地理の基本・「地域区分」入門

世界史を学ぶためには、ある程度の地理の知識が必要だ。世界地理の感覚が全然ないと、やはり世界史はわからないし、楽しめない。くわしい知識は要らないが、「ヨーロッパってどこだっけ?」「ユーラシアって何?」「西アジアって?」ということばかりだと、…